東北医科薬科大学病院内での主な業務

1. 感染症内科

・全診療科からのコンサルテーション

 院内のあらゆる診療科から寄せられる感染症に関する相談に対応。診断困難例、治療に難渋する症例、免疫不全患者、不明熱など、多岐にわたる症例について専門的見地から助言を行っています。

・外来

 一般的な感染症診療に加え、ワクチン外来を常設し、特に渡航に関連する、渡航前相談・渡航に必要なワクチン接種、帰国後の発熱や咬傷などにも対応しています。国内での予防接種の推進・相談・実施を通じて、院内・地域住民の感染症予防にも力を注いでいます。

2. 感染制御部

1)ICT:Infection Control Team

院内感染対策の中心的役割を担い、定期ラウンド、サーベイランス、教育研修、マニュアル作成・改訂などを通じて、病院全体での感染拡大防止を主導しています。

2)AST:Antimicrobial Stewardship Team

抗菌薬の最適化を推進。抗菌薬選択、投与量・期間の適正化を助言し、患者に最適な治療効果を提供するとともに、薬剤耐性菌の抑制に取り組んでいます。

当教室の医学部および大学院での教育・研究活動

臨床感染症と感染制御に精通し、新興・再興感染症にも対応できる人材の育成し、地域医療に幅広く貢献できる人材の育成を使命としています。

1. 医学部生への教育業務

学生教育においては、日常的な診療で遭遇する感染症から、社会的な脅威となるパンデミックまで対応できる、実践的な能力の習得を目指します

・感染症学実習

臨床(感染症内科・感染制御学)と病原微生物・臨床検査を結びつけた統合教育により、診断・治療戦略を立てる論理的思考育成を行います。

・抗菌薬適正使用と薬剤耐性菌対策

薬剤耐性菌問題に対応するため、症例検討や臨床実習を通じてAntimicrobial Stewardshipを徹底指導。適切な抗菌薬選択が可能となる能力を養います。

・感染制御と公衆衛生教育

標準予防策から接触・飛沫・空気感染対策まで、実践的に習得。さらに、アウトブレイク対応や疫学調査、公衆衛生的視点からの感染症対策を指導します。

2. 大学院生への教育業務

大学院では、感染症研究の最前線に立ち、新たな診断・治療法や予防戦略を開発できる高度な研究者の育成に重点を置きます

・新興・再興感染症の基礎研究

薬剤耐性機序や宿主免疫応答の解明など、未知の感染症に備える研究を推進。

・疫学研究の実践

医療情報データベースを活用した臨床疫学研究を指導し、予防・治療・制御に資する能力を育てます。

・国際的視野の涵養

国内外の研究機関との連携を重視。学会発表や英語論文作成を支援し、グローバルに活躍できる感染症専門家を育成します

※準備中