お知らせ

鈴木 潤講師の論文が国際誌『Clinical Infectious Diseases』に掲載されました

2025.12.05

当科の鈴木 潤講師による研究見解「Does oral antibiotic switching therapy show similar efficacy to intravenous administration for treating infective endocarditis?」が、感染症分野で権威ある国際誌『Clinical Infectious Diseases』のCorrespondenceセクションに公開されましたことをお知らせいたします。

論文の要旨と意義
本論文は、治療が困難とされる重篤な疾患である感染性心内膜炎 (IE) の治療戦略に関わる重要なテーマを取り扱っています。先行研究では、初期の静脈内(IV)抗菌薬投与後に経口(PO)抗菌薬に切り替えるスイッチング療法が、IV投与単独と同等の治療効果と安全性を有する可能性が示唆されていました。
しかし本論文では、その先行研究が採用した研究デザインや解析方法に存在する不備や課題を専門的な視点から指摘し、その結論の解釈について警鐘を鳴らすものであり、公衆衛生上の観点からも極めて意義深いものとなります。