お知らせ
今井 悠講師の論文が国際誌『Journal of Infection and Chemotherapy』に掲載されました
2026.06.01
当科の今井 悠講師による論文「Cefmetazole or flomoxef versus carbapenems in treating patients with extended-spectrum β-lactamase-producing Enterobacterales bacteremia: A systematic review and meta-analysis」が、感染症分野の国際誌『Journal of Infection and Chemotherapy』のOriginal Article(原著論文)セクションに掲載されましたのでお知らせいたします。
論文の要旨と意義
本研究は、治療が難渋しやすい「ESBL産生菌菌血症」の患者を対象に、セフメタゾールやフロモキセフが、標準治療薬であるカルバペネム系抗菌薬と比較して死亡率にどのような影響を及ぼすかを、システマティックレビューおよびメタ解析を用いて網羅的に解析・評価した論文です。近年、世界的な課題となっている薬剤耐性(AMR)対策において、カルバペネム系抗菌薬の使用適正化(カルバペネム温存)は急務です。本研究の成果は、代替薬としてのセファマイシン系やオキサセフェム系抗菌薬の臨床的エビデンスを強固にするものであり、今後の感染症治療戦略や抗菌薬適正使用の発展に大きく貢献するものと期待されます。