お知らせ
もしもの感染症流行に備えて――行政と大学、医療機関が本気で備える仙台市の取り組み(2026年1月27日)
2026.02.03

東北医科薬科大学感染症学教室は、仙台市保健所が主催した「将来起こりうる感染症の集団発生に備えた実践的合同机上訓練」に参加しました。
新型コロナウイルス感染症の流行を経験した今、「次に備える」ことの重要性が改めて問われています。本訓練は、そうした教訓を生かし、医療と行政が一体となって市民の命と健康を守るために、初めて実施された取り組みです。
訓練には、院内感染対策や地域連携において高い基準を満たした市内医療機関が参加し、医療現場で体調不良者をいち早く見つけ、適切な初期医療を提供し、保健所と連携して感染の原因を特定し、適切な医療につなげるまでの流れを、実際の現場さながらの形で確認しました。病名を事前に知らせない「ブラインド訓練」という方式を採用することで、現実に近い判断や連携が求められ、現場対応力を高める内容となりました。
こうした訓練を通じて、医療機関同士、そして行政との間に「顔の見える関係」が築かれ、いざという時に迅速に動ける体制が強化されました。
東北医科薬科大学感染症学教室は、教育・研究にとどまらず、地域社会とともに行動するチームの一員として、日常では見えにくい“もしもの備え”を、行政や地域の医療機関とともに支えています。この取り組みは、市民の皆さまが安心して暮らせる地域づくりにつながる、大切な一歩です。