お知らせ
「寄り添うことから始める危機管理」ゼミ 第2回
2026.08.27
「南三陸町 東日本大震災からの創造的復興」を開講しました (講師:元南三陸町長 佐藤仁先生/2026年8月24日)
東北医科薬科大学感染症危機管理地域ネットワーク寄附講座との共同により、「寄り添うことから始める危機管理」をテーマとした全3回のゼミを開講しました。
第2回目となる今回は、佐藤仁先生(元南三陸町長、南三陸311メモリアル特別顧問)を講師にお招きし、「南三陸町 東日本大震災からの創造的復興」をテーマにご講演いただきました。
佐藤先生は、2011年に発生した東日本大震災で壊滅的な被害を受けた南三陸町において、旧防災対策庁舎で自身も被災しながらも、復興の陣頭指揮を執ってこられました。同年12月には復興計画を策定し、「二度と津波で一人の命も奪われないまちをつくる。」を復興の「一丁目一番地」に掲げたまちづくりを推進してこられました。
日本政府、関連省庁や様々な団体に直接、粘り強い交渉を続け、現状復旧ではなく、創造的復興に取り組んでこられました。そこで語られた「いのちをめぐる、いのちを想う町として後世に伝承したい」という力強いお言葉と行動力が心に残りました。
さらに、話は災害発生時の避難所に及びました。プライバシーのない環境、情報が入ってこない状況の中で人々は不安を抱えて過ごしていました。その時にかけられた「医師の言葉」に多くの人が救われ、心の平安を保つことができたと、語られました。
「必ずこの町を復興させる」という思いを胸に語られた1時間は、リーダーシップのあり方だけでなく、医療者としてできることを考える時間になりました。
本ゼミは、知識では捉えきれない“人の側面”に向き合い、実践につながる気づきを得ることを目的としています。関心のある方は、ぜひ次回のご参加をご検討ください。
なお、第3回は2026年11月16日(月)に、日本介助犬協会理事長の高柳 友子先生を講師にお迎えし、「補助犬と動物介在療法」をテーマに開催予定です。

